社会人になってから、ディレクター、デザイナー、マーケティング、コーダー、また個人事業主としてWordpressでサイトの構築を行っていました。
Webの営業から納品後の運用まで、企画~提案~制作~運用と一通り全ての経験を12年ほどしてまいりました。その中でも特にコードを書くことがが一番自分に向いており、現在はフロントエンドエンジニアとして業務を行っています。
以前勤めていた会社の就労環境があまり良くなく、子供も小学生になろうとしていたので、家族のことも考えて転職活動を行っていました。
そこで、ワークライフバランスが良いメンバーズキャリアが候補に入り、無事に入社することができました。
とても気持ちよく働けています!自分たちクリエイターが真ん中にいる感じがします。
会社を自分たちで作っていける土壌がありますね。クリエイターファースト委員会という現場の有志が中心となって、会社の制度設計を行っていく委員会に入っていたのですが、そこで決まったことがそのまま会社の制度となっていることもたくさんあります。
個人の意見を尊重してくれるのでとても居心地が良いです!
HTML5、CSS、JavaScript(直書き、Vue.js)が中心ですね。
Reactも挑戦したのですが、正直、こちらはなかなか習得出来ていませんね。技術は、前職で様々な案件があったので、完全に現場で学んでいきました。
関連資格取得や、ナレッジシェアをチャレンジしていきました。
実は入社するまで、資格に関しては全く取得をするつもりはなかったんですよ。ただ、入社して、いろいろな人と話していく中で考え方が変わりました。HTML5 Level1/2等の取得を行っています。
資格を取得して変わったこととしては、人に教えられるようになったことですかね。体系的な知識を学んだことで今までなんとなくやったものが理解して進められる様になりました。
アウトプットもブログや社内イントラ、Youtubeで行うようになりました。
メリットとしては、アウトプットするためにより自分で勉強するようになりました。根拠もしっかりしていないと発信が出来ないんですよね。
技術とは日々進化するもので、今仕事で使われてる技術より優れた技術が出てきたら、僕は用無しになってしまうと感じています。以前流行したFLASHのActionScriptなどが良い例ですね。
生き残る、飯を食う、そして豊かになるには常にトレンドに目を向け、新しい経験を積み、スキル向上を図る姿勢が必要なことをメンバーズキャリアに入って学びました。
常駐型は色々なところに行けるので、あらゆる技術やツール、環境と触れ合うチャンスがあります。
一つのところにいてはこういった経験はなかなか無いと思います。受託の制作会社では簡単に変わらないですからね(笑)
ただ、都度、最低限の人間関係の構築が必要になります。これは苦手な人にはなかなか大変かもしれません。自分の場合は人間関係の構築自体はさほど苦ではないのですが、顔と名前を覚えるのが苦手なので、その点は大変です。
一番のもどかしさは顧客の秘密保持のため「このページ僕が作りました」を公に言えないところ。
言いたいけど言えないのはもどかしいですね。
あと、常駐してるとお客様と直接の距離が近いので、取り巻く状況を知った上で、制作物へ反映できます。相手の懐で業務を行うことで、より良いものが出来ると思います。
受託ですと、クライアントの事情を汲むこともなかなか難しかったです。
色々ありましたが、大きく気をつけていたのは5つですね。
・一緒の仲間の人となりを知っておく。
チームリーダーであった時は、まとめてのコミュニケーションではなく、一人ひとりと会う時間をとっていましたね。どんな人かを知る事がチーム作りでは必要だと思います。
・最初と最後は認識をすり合わせる。
お客さまの望むものがより形になりやすいように、営業を含めた制作チームで必ず打ち合わせを行っていました。案件が終わった後は少ない時間(5分)でも良いから担当者の振り返りをスクリーンに映してプレゼンしてもらいました。
・こまめなコミュニケーションが大切
こまめなコミュニケーションは本当に大切です。毎日の朝会はもちろんですが、デザイン確定時や納品前には関わったメンバーがミーティング、確認作業を行っていました。都度担当者同士だと、(こうだろう)という推測で物事を進めないように、5分程度でも良いのでコミュニケーションを取らせていました。
当たり前のことですが、挨拶・返事は相手に聞こえる声でしっかりと。
現場の意見をまとめて、上層部に定期的に意見を上げたり、ランチ会や飲み会などもよくやりましたね。
前職でチームのコンディションが良くないときは、雰囲気作りとしてチームで1時間の休憩中に40分とか45分カラオケに行って気分転換をさせたことがあります(笑)
・見える化・自動化やナレッジシェアの推進
それぞれ皆、案件一つに集中できるわけではなく、複数の案件を抱えていたので進捗管理ツールを使用していました。どの案件が今どの状況で、各進捗率はどれくらいかを誰が見てもわかるように「見える化」もしました。自動化出来るところはツールを使ってどんどん自動化していきました。
週に一度プロジェクタ等を利用し持ち回りで職種問わずのナレッジシェア会も行い、誰がどんなことをやっている、という事や俯瞰的な目で多職種のことを少しでも理解できるようになりました。
担当者の振り返りプレゼンや、ナレッジシェアによる技術共有をすることによって、いろいろな意見が出るようになって作業の効率化も図ることが出来ました。
・常駐先ではクライアントと気軽に仕事の話をしない
常駐している時は、リーダーではなくフロントエンドエンジニアとして業務に就いていました。
そこで気をつけていたのは、まずはやり方を合わせる事が最初ですね。
郷に入れば郷に従えという事です。業務をすすめていくと信頼を得られるので、そこから提案を行っていきます。あと、大切なのは仕事を直では受けないことですね。指揮系統がバラバラになってしまうので、窓口は一本化していました。
クライアント側の社員の方々ともよく話していましたが、仕事以外ことが多かったです。
100点を取るスキルで合格点まで作り上げることですね。
例えばクライアントが望む合格点が自分の中で80点だとしたら、残りの20点分の労力やスキル、時間は次の案件に回します。
80点の成果物を100点にする場合、80点まで上げるスキル以上の時間がかかります。
パフォーマンスを上げるために残りの時間で新しい案件を進めていくことが大切だと思っています。
これは以前も今後も変わらず「豊かになること」です。
振り幅が大きくても小さくても良いので昨日より、去年より、日進月歩で確実に豊かにしていく。二歩下がっても三歩進むことが大切ですね。
この豊かさの成分は、環境や働き方であったりスキルの向上だったり仕事の内容、そしてもちろん対価であるお金となります。
家族や仲間を豊かにしていく。その先に自分の会社、取引先クライアントまで豊かになったらこんなに嬉しいことはないですね。